保健医療福祉従事者の方へ
母子保健通訳相談について

妊婦訪問や赤ちゃん訪問、妊婦健診等で、言葉が通じず、相手にちゃんと伝わっているのか、相手の状況を理解できているのかわからず困ったことはありませんか。
子どもに疾患がある両親に詳しい説明を母国語で行いたいと思ったことはありませんか。
妊娠・出産・育児について、発育上の問題について、病児の自宅での医療ケアについて、など、幅広い場面で、医療通訳を活用できないことで様々な困りごとが起きています。
妊婦さんやお母さんが「大丈夫」と言っていても、医療通訳を活用して、本当に大丈夫か確認してみませんか。

母子保健通訳相談窓口
(English・日本語)
相談受付日時
月・水・金曜日10:00〜17:00(祝日・年末年始を除く)
通訳派遣日時
(原則)月~金曜日 10:00〜17:00(祝日・年末年始を除く)
通訳方法
派遣、もしくは遠隔(Zoom等利用)による通訳
通訳対応言語
通訳対応言語 17言語
英語、中国語、ネパール語、ベトナム語、ミャンマー語、フィリピン語、
ベンガル語(バングラデシュ)、ヒンディー語、クメール語(カンボジア語)、
タイ語、インドネシア語、コリア語、モンゴル語、ポルトガル語、スペイン語、
フランス語、ウルドゥー語
主な対象地域
東京都内
対象地域以外の方も、ご相談ください。
主な通訳活用場面
妊婦訪問、妊婦健診(保健指導)、産後退院指導、赤ちゃん訪問、産後訪問、乳幼児健診、発達相談、子どもの病状・治療の説明、在宅療養支援、就学・入所支援、妊婦・母親の病状説明、DV等の聞き取りなど
個人情報の取扱いについて
・当会から派遣する医療通訳者は、研修等を通じ、通訳時の守秘義務について十分理解しています。
・通訳相談の過程で取得した個人情報は、相談・通訳実施に必要な範囲内のみで取り扱い、慎重に管理いたします。
シェアの医療通訳の特徴

コロナ禍では、公衆衛生や感染予防の観点から、医療機関や自治体で、タブレットや電話による通訳活用の機会が増えました。
全くそのような機会がなかった頃から考えると素晴らしい進歩です。
一方で、主流だった派遣(対面)での通訳機会が減った印象を受けています。
派遣での通訳で実現できていた、同じ空間にいるからこそ実現できる“保健医療従事者とクライアント双方に寄り添った通訳”、“母国語を話せる人がそばにいる安心感”、“表情やその場の空気に配慮した通訳”、“理解状況を確認しながらじっくり話し合える場”を得にくくなっていると感じます。


派遣による医療通訳は、病気の告知や複雑な病状説明、治療等への意思決定、信頼関係を構築する場面などで特に重要な役割を果たします。
シェアは、長年、保健医療従事者や外国人患者・母子の双方に寄り添い、 “心の通う医療通訳”が実現できることを大切にして、医療通訳者を育成し派遣してきました。
コロナ禍を経て、遠隔での通訳も導入していますが、遠隔通訳時にも、これまで派遣通訳で培った経験を活かし、対面に近い形で寄り添った通訳が実現できるよう心掛けています。
